アジア株 全面高、上海株と香港株は続伸
東京時間17:44現在
香港ハンセン指数 20681.78(+417.29 +2.06%)
中国上海総合指数 3223.64(+36.83 +1.16%)
台湾加権指数 19000.03(+1608.27 +9.25%)
韓国総合株価指数 2445.06(+151.36 +6.60%)
豪ASX200指数 7709.55(+334.60 +4.54%)
インドSENSEX30種 73847.15(休場)
10日のアジア株は全面高。トランプ米大統領が9日に発動した米相互関税の上乗せ部分について、報復措置を取らない国などには90日間関税を停止すると発表したことで米国株が急騰しており、アジア株も全面高となった。上海株と香港株は続伸。米国による対中関税引き上げや貿易戦争激化は警戒されるものの、中国当局による支援策への期待感などが買いにつながった。豪州株は4%超の急反発。ハイテク、素材、エネルギー関連株を中心に買いが広がった。台湾株は9%超の急騰。ハイテク関連株を中心に大きく上昇した。インド市場は休場。
上海総合指数は続伸。ネットワーク機器開発会社の富士康工業互聯網、酒造会社の貴州茅臺酒、海運コンテナ・サービス中遠海運控股(コスコ・シッピング・ホールディングス)、免税品などの販売会社の中国旅遊集団中免、化学製品メーカーの寧夏宝豊能源集団、鉱物生産会社の山東黄金礦業が買われた。
香港ハンセン指数は大幅続伸。ドラッグストア運営の京東健康(JDヘルス・インターナショナル)、コンピュータ・メーカーの聯想集団(レノボ・グループ)、電子製品メーカーの比亜迪電子(BYDエレクトロニック)、世界的金融グループのHSBCホールディングス、光学機器メーカーの舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー)、電気自動車(EV)メーカーの理想汽車が買われた。
豪ASX200指数は急反発。会計システム会社のゼロ、ソフトウエア会社のワイズテック・グローバル、資源・鉱山会社のBHPグループ、建設資材メーカーのジェームス・ハーディ・インダストリーズ、石油・ガス会社のウッドサイド・エナジー・グループ、石油製品メーカーのアンポル、小売りチェーンなど多角経営企業のウェスファーマーズ、医療情報会社のプロ・メディカスが買われた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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