植田日銀総裁「ハト派」発言で円全面安、ドル円150.50円台 食品価格の上昇落ち着いてくる
植田日銀総裁「ハト派」発言で円全面安、ドル円150.50円台 食品価格の上昇落ち着いてくる
国会での植田日銀総裁の発言は、おおむね「ハト派」的な内容だった。
植田日銀総裁は、足元の消費者物価は上昇しておりインフレの状態にある。経済物価見通しが実現していけば引き続き金利を引き上げると述べた一方で、基調的物価上昇率はまだ少し2%を下回っており、コメ含む食料品価格の上昇も落ち着いてくるとの認識を示し、通商政策を巡り不確実性が高まっていると指摘した。
トランプ米大統領は相互関税について「相互的よりは寛大なものになるだろう、相互的とすれば人々にとって非常に厳しいものになる」とコメントしており、トランプ関税懸念が緩和している。ただ、トランプ米大統領が「数週間以内」に銅の輸入関税を実施する可能性があり、当初予定していたよりも早くなる見通しとの報道も伝わっている。
トランプ発言と銅輸入関税報道でドルは上下動、植田総裁ハト派発言で円は下落している。ドル円は150.50円台まで上昇。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。