【本日の見通し】今週の日米金融政策会合を控え、慎重な動きも、ややドル高円安優勢か
【本日の見通し】今週の日米金融政策会合を控え、慎重な動きも、ややドル高円安優勢か
18日、19日に日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。ともに政策金利は据え置き見込みとなっている。今後に向けて日銀の利上げ時期、米国の利下げ時期と、その後のぺース、最終到達水準などが市場の関心となる中で、声明や会見などに注目が集まる。米FOMCに関してはメンバーによる経済見通し(SEP)が発表される回にあたっており、その中での2025年末時点での政策金利見通しが注目されている。
これら重要イベントを控え、週初は比較的慎重な動きが見込まれる。ドル円は世界的な株高などの動きを背景にリスク警戒後退の円売りが優勢となっており、しっかりした動きが見込まれるが、149円台では売り注文が入っているとみられ、売り買い交錯でゆっくりとした動きになる可能性がある。
ユーロドルは1.10手前の売りが意識されている。地合いは堅調で上を意識する展開となっている。ドイツの防衛力強化のための債務ブレーキ修正を伴う特別基金創設について、反対を表明していた緑の党が、基金の2割を環境問題に向けることを条件に賛成に回ったことで、今月25日の新政権発足を前に憲法改正が可能となったことがユーロ買いにつながるとみられる。
ユーロ円も対ドルでのユーロ買いに加え、ドル円の堅調な動きを支えにしっかりした動きが見込まれる。162円台半ばに向けた動きが期待される。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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