ドル円、151円台で下向きの流れが続く=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は151円台での推移が継続。前日のNY時間終盤に152円台に戻したものの、上値を抑えられている。市場は、イベントを通過して次の材料探しになっている中、方向感のない展開を続けているが、ドル円は1月中旬からの下げトレンドが継続しており、2月7日安値の150.95円付近が目先の下値メドとして意識される。節目の150円に向かって下値を掘り下げるか、注目の展開に変化はない。
トランプ大統領が関税脅威を強め、大統領は自動車、半導体、医薬品の輸入品に25%前後の関税を課す可能性が高いと述べ、早ければ4月2日にも発表すると述べていた。ただ、米株式市場はほとんど変化していないなど、広範なリスク選好のムードに大きな影響は与えていない。
なお、本日は午後に1月分のFOMC議事録が公表されるが、FRBの利下げへの慎重姿勢を裏付ける内容になるものと思われる。ただし、それは十分に織り込まれている状況ではある。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は152円に観測されている。
19日(水)
152.00(13.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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