【本日の見通し】ドル安優勢、米小売売上高に注意
【本日の見通し】ドル安優勢、米小売売上高に注意
昨日の市場で市場でドル円は152円70銭前後までドル安が進んだ。ドル全般に売りが出ている。米生産者物価指数(PPI)は消費者物価指数(CPI)同様に予想を超える伸びとなったが、ドル売りが継続している。
ドル円は154円台を付ける動きとなっていたが、円安一服となった。155円手前の売りが上値を抑え、日銀の早期利上げ期待などもあってドル安円高となった。米CPI発表前の水準を割り込んできており、下方向を意識する展開。先週もみ合った151.00-152.50レンジに戻してくるかがポイント。
注目は22時半の1月米小売売上高。前回は強さを見せたが、トランプ政権発足前に税制優遇廃止を見込んだEV車の駆け込み需要などが背景にあった。1月も例年1月は売り上げ好調と報じられているが、12月が強かった分の反動が出る見込みで、全体に抑えられそう。ドル円はやや下方向を意識。
ユーロドルはドル安の中で1.04台後半での推移。1.05手前には売りが残っているとみられるが流れは上方向。
ユーロ円は160円前後での推移。ドル安主導での展開となっており、やや不安定な動き。ドル円がもう一段下げると、ユーロ円も上値が重くなりそう。
MINKABUPRESS 山岡
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執筆者 : MINKABU PRESS
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