続落、貿易戦争懸念や供給過剰観測で=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=70.61(-0.42 -0.59%)
ニューヨーク原油の2025年3月限は続落。米国と中国の貿易戦争が激化すると警戒されているほか、米エネルギー情報局(EIA)の週報で石油在庫の取り崩しが一巡し、昨年から繰り返し指摘されている供給過剰見通しが実現していくという観測が根強いことが相場を圧迫した。ただ、トランプ米政権がイラン産原油の輸出に関与する個人やタンカーに新たな制裁を開始し、イランに対して最大限の経済的圧力を加え始めたことは下支え要因。
時間外取引で3月限は堅調。71.79ドルまで強含む場面があった。通常取引開始後は上下動が大きくなったなかで一時71.85ドルまで上振れしたが、上値の重さが確認されると売りが優勢となった。引けにかけて70.43ドルまで軟化。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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