豪中銀2月利下げ観測高まる、政策委員の新メンバーにハト派のフライマッキビン氏を起用
豪中銀2月利下げ観測高まる、政策委員の新メンバーにハト派のフライマッキビン氏を起用
豪中銀の来年2月利下げ観測が高まっている。12月会合で豪中銀がインフレが目標に向かっていると「ある程度確信している」との声明を発表、タカ派色を和らげた。また、新たなメンバー任命も2月利下げ観測を高めている。
豪財務相は豪中銀政策委員会の新たなメンバーに、ルネ・フライマッキビン氏とマーニー・ベーカー氏を起用する人事を発表した。フライマッキビン氏は2022年に豪中銀が積極的な金融引き締め策をとっているとき、金利を低く抑えることを支持していた「ハト派」であるため、2月に利下げに踏み切ると予想するアナリストが増え始めている。3月に新体制発足だがそれまでに利下げを開始すると見ているようだ。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では2月利下げ確率が70%。
豪中銀はあす12月10日開催の議事録を公表する。
執筆者 : MINKABU PRESS
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