【中銀チェック】カナダ中銀は大幅利下げか通常利下げか、見方分かれる
【中銀チェック】カナダ中銀は大幅利下げか通常利下げか、見方分かれる
カナダ銀行(中央銀行)金融政策会合の結果が11日23時45分に発表されます。今年6月に利下げに踏み切ったカナダ中銀は、前回10月23日までに4会合連続の利下げを実施。前回は利下げ幅を0.5%に拡大しました。
カナダは9月の消費者物価指数が前年比+1.6%まで低下。インフレターゲットをはっきりと下回る伸びに前回の大幅利下げとなりました。10月は+2.0%まで回復していますが、第3四半期GDPが前期比年率+1.0%に留まるなど、厳しい状況が見られます。
景気を支えるために大幅利下げの継続となるか、物価の回復を受けて0.25%の通常幅に戻すのか。見方がかなり分かれています。短期金利市場での織り込みは55%程度が0.5%利下げ、45%程度が0.25%利下げ。大幅利下げ期待がやや強いものの、差はそれほどでもありません。
どちらに決まった場合でも、相場への影響が見込まれるところ。トランプ次期政権への警戒も含め、声明にも注意したいです。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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