リスク回避の円高がドル円を押し下げ ウクライナ情勢への不透明感が強まる=NY為替序盤
きょうのドル円は戻り売りが優勢となっており、一時153円台前半まで下落する場面が見られた。リスク回避の円高がドル円を押し下げている。ここに来てウクライナ情勢への不透明感が強まっており、プーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したことで、市場は地政学的リスクを再燃させているようだ。
プーチン大統領はドローンを含む通常兵器による大規模攻撃を受けた場合の対応として、核による報復を可能にする大統領令に署名した。なお、ウクライナはロシア領内に米国から提供された長距離ミサイル「ATACMS」での初のロシア領内への攻撃を実施したと伝わった。
ドル円は155円より上のゾーンが重かったこともあり、短期筋の見切り売りも出ている模様。本日の21日線が153.30円付近に来ており、その水準を維持できるか目先は注目される
植田日銀総裁は前日の講演で、利上げについての明確なヒントは避け、経済と物価の動向次第と述べていた。タカ派なメッセージを期待していた投資家からは物足りない内容ではあったようだが、12月利上げに強気な見方も少なくない。正常化を目指す日銀は来年1月20日のトランプ氏の大統領就任後のリスクを鑑みて、12月に実施しておきたいのではと見ているようだ。いずれにしろ、足元のデータからは12月か1月には追加利上げを実施すると見られている。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
19日(火)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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