【本日の見通し】植田日銀総裁やパウエルFRB議長の発言待ち
【本日の見通し】植田日銀総裁やパウエルFRB議長の発言待ち
前日の海外市場では、7月の米中古住宅販売件数が予想を上回ったことなどを受けて、ドルの買い戻しが広がり、ドル円は146円台まで上昇した。このところのドル円は売りに押されやすかったことで、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前にポジション調整の動きが広がったとみられる。
本日、植田日銀総裁が衆参両院の財務金融委員会の閉会中審査に出席をする。9時半に衆議院財務金融委員会、13時に参議院財政金融委員会に出席する予定となっている。7月の利上げ以降の株式、為替市場の混乱を受けて、植田総裁が今後の金融正常化に向けた姿勢をどのように説明するのかが注目される。
また、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が基調講演を行う。米国の9月の利下げ開始がほぼ確実視される中で、今後の利下げ幅やペースがどのようなものになるのかなどのヒントがあるかどうかが注目される。
植田日銀総裁やパウエルFRB議長の発言を控えて、ドル円は146円台を中心とするもみ合いになるとみられる。
ユーロドルは海外市場で1.11台後半から売りに押された。ドルが堅調な動きを見せたことがユーロドルの下げにつながった。この後は1.11台前半を中心とする動きとなりそうだ。
ユーロ円は海外市場で163円に接近したものの、その手前で伸び悩みを見せた。今日は162円台半ばを中心とする推移か。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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