【これからの見通し】ドル安円高意識
【これからの見通し】ドル安円高意識
週明けの東京市場では大きなドル安円高となった。21日の米労働省年次改定での雇用者数大幅下方修正見通しなどがドル売り円買いのきっかけとなったが、噂自体はその前から出ており、上値の重さを意識したポジション調整の売りなどがドル円の重石となったと見られる。先週の150円手前の売りもあり、目先は上値が重い展開か。週後半の米ジャクソンホール会合などへの警戒が強く、ドル円は売りが出やすい展開。
このところの動きの軽さもあり、売りが売りを呼んでもう一段の下げとなる可能性があるだけに、要注意。
ユーロドルは1.1050ドルを付けるなど、ドル安が全般に優勢。ドルインデックスは103.00前後でスタートした後、14日の102.27.5日の102.16を割り込み、102.00に迫った。
クロス円でも円高が優勢。リスク警戒の動きもあり、戻りでは売りが出る流れか。ただ東京市場の動きが早すぎた感がありいったん調整が入る可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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