反落、過度に高まった緊迫感が後退=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=78.35(-1.71 -2.14%)
ニューヨーク原油の期近は反落。イランやイスラム組織ヒズボラによるイスラエルへの報復攻撃が近いとの報道が週明けの相場を煽ったが、イランやヒズボラに動きは見られず、過度に高まった緊迫感が後退し、売りに押された。イランやヒズボラはガザ停戦協議が失敗に終わった場合、あるいはイスラエルが交渉を停滞させていると判断されたときにイスラエルへの直接攻撃を開始するという。英スカイニュース・アラビアがイラン当局者の発言として伝えた。エジプトやカタール、米国などの停戦仲介国は今週15日の交渉再開を目指しているが、イスラム組織ハマスは今のところ難色を示している。
時間外取引で9月限は上値が重い。80.15ドルまで強含み、80ドルの節目を再び試したが、プラス圏での推移は一時的だった。通常取引開始後は売りが強まり、78.16ドルまで下落。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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