【海外市場の注目ポイント】4-6月期の独GDP速報値など
日本時間午後5時に4-6月期の独国内総生産(GDP)速報値が発表される。大方の予想は前期比0.1%増となっており、1-3月期の同0.2%増から成長が鈍化するとみられている。独鉱工業生産指数は4月と5月に前月比で2カ月続けて予想外の低下、独輸出は4月に前月比で予想以上の増加となったあと5月に4月の増加を打ち消す予想以上の減少となっている。こうした影響から4-6月期の独GDP速報値が予想を下回る結果になれば、ユーロ圏内最大の経済国であるドイツの景気の先行きが警戒され、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後6時には4-6月期のユーロ圏GDP速報値、同午後9時には7月の独消費者物価指数速報値も発表される。4-6月期のユーロ圏GDP速報値は、大方の予想が前期比0.2%増となっており、1-3月期の同0.3%増から成長が鈍化すると見込まれ、7月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比2.2%上昇となっており、前年比の伸びが前月の2.2%上昇から変わらないとみられている。
さらに、日本時間午後11時には7月の米消費者信頼感指数も発表される。大方の予想は99.7となっており、前月の100.4を下回り、2カ月続けて低下すると見込まれている。また6月の米雇用動態調査も発表される。求人件数の大方の予想は800万件と前回の814万件から低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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