週明けのドル円はやや不安定な動き=東京為替概況
週明けのドル円はやや不安定な動き=東京為替概況
先週末の海外市場は米株が大きく上昇する一方、ドル円は値を落とした。米PCE価格指数の落ち着いた結果がドル売り円買いを誘い、154円台から153円台前半に一時落とし、その後153円台後半で引けた。
今日は先週末終値前後の153円80銭台で取引をスタートすると、寄り付きから大きく買われた日経平均の動きなどもあって、リスク選好の円売りから始まった。ドル円は154円35銭まで上値を伸ばしたが、ここから一転してドル安円高となった。今週の日銀会合を前に行き過ぎた円安への警戒感が見られ、昼前に153円02銭を付けた。
大台を維持して153円60銭台まで反発すると、午後にかけて153円台半ば前後での推移。午前に比べて動きがやや抑えられている印象。ロンドン勢が本格的に入ってくると、やや円高が優勢。
今週30日、31日に予定されている日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にやや神経質な動きとなっている。
クロス円もドル円同様の動き。ユーロ円は166円80銭前後から、ドル円の上昇もあり167円52銭まで大きく上昇も、昼前にかけて166円33銭まで売りが出た。その後166円90銭台までとドル円に比べて動きがやや活発。166円60-80銭の推移を経て、166円40銭近くと安値圏トライ。
ユーロドルは1.0851-1.0870レンジ。ユーロ円の動きにやや振らされているが値幅自体は落ち着いている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。