好調な米GDP、9月利下げを否定する可能性は低い
本日は第2四半期の米GDP速報値が公表され、年率換算で2.8%のプラス成長と予想を上回っていた。GDPの7割を占める個人消費も予想を上回り、PCEコアデフレータも前回から鈍化したものの、予想を上回る内容ではあった。
底堅い米経済が示された格好となったが、同時にFRBの利下げ期待を後退させる内容でもある。FRBは利下げには景気減速が必要との認識を示している。ただ、エコノミストの大半はFRBは9月に利下げに踏み切ると予想しており、今回の好調なGDPをもってしても、その期待が変わる可能性はないという。
労働市場は堅調だが、雇用の伸びは鈍化しており、インフレは抑制されていると見られている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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