PCEデフレータ、景気減速も浮き彫りしたとの指摘
5月のPCEデフレータがインフレ鈍化を示したことは半面、景気減速も浮き彫りしたとの指摘が出ている。景気は予想よりも速いペースで減速しつつあり、それはFRBが見込んでいたよりも急速だという。FRBは過度にデータに依存し、彼らのスタンスを変えるにはかなりの量のデータが必要だと語った。
その場合、FRBの高金利維持が長過ぎるリスクがあるという。いまのところ、より可能性の高いFRBのミスは、早期に利下げを開始せず、後になって必要以上の利下げを迫られることだという。
同氏は米経済がリセッション(景気後退)入りする確率を35%、ソフトランディングを50%と見ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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