このあとFOMCの結果発表 年内2回の利下げを示唆するかは未知数
このあと日本時間午前3時にFOMCの結果が公表される。政策は据え置きが確実視されているが、今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しも発表になる。市場は前回3月のドット・プロットでの年内3回の利下げ見通しは下方修正されると見ているものの、それが1回なのか2回なのかで見方が分かれている。
朝方に5月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、2カ月連続でインフレの鈍化傾向が示された。市場は本日の米CPI発表前は1回に修正との見方を有力視していたが、米CPIを受けて2回との見方を急浮上させている。
ただ、FOMC委員は前々週末からのブラックアウト期間前は利下げに慎重な発言を繰り返していた。果たして米CPI後の市場の期待通りに年内2回の利下げを示唆するかは未知数の部分が多く、FOMC後のパウエル議長の会見も含めて要警戒ではある。パウエル議長の会見は日本時間午前3時半頃から始まる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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