ドル高ユーロ安=東京為替概況
ドル高ユーロ安=東京為替概況
先週末米雇用統計を受けてドル全面高となり、道連は155円40銭台から一時157円台を付けた。156円台後半で先週の取引を終え、週明けも同水準でスタート。朝方は156円50銭台を付ける場面が見られたが、その後ドル高が優勢となり157円台に上昇。午後には先週末の高値を超えて157円20銭前後まで上値を伸ばした。
高値からは少し調整も、157円00銭台を中心にした推移と堅調地合いを維持した。
先週末の米雇用統計を受けて、9月の利下げ開始期待が後退。ドル買いの動きとなっている。またユーロドルでのユーロ売りドル買いがドル全般の支えになっている面も。アジア市場では中国、香港、台湾、豪州などが休場となる中、東京株式市場がしっかりした動きを見せており、リスク選好からのドル円の上昇も見られた。
ユーロは対ドル、対ポンドで軟調。週末に行われた欧州議会選挙で、フランス与党が、同国極右政党国民戦線に獲得議席で倍以上の差を付けられるという大敗を喫し、ユーロ売りにつながった。ユーロポンドは2022年78月以来のユーロ安。先週末米雇用統計を受けて1.0900前後から1.07台を付けたユーロドルは、下げがさらに強まり1.0748を付けている。
ドル中心の動きでユーロ円はやや不安定。対ドルなどでのユーロ売りとドル円での円売りが交錯するなか、169円00銭を挟んでの推移。午後はやや上値が重くなっている。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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