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【本日の見通し】FOMC後はドル安、その後の動き含め判断難しい

為替 

【本日の見通し】FOMC後はドル安、その後の動き含め判断難しい
   
 米FOMC後にドル安株高となった。パウエル議長がかなりタカ派姿勢を示すのではとの警戒感が広がっていた。実際に物価鈍化ペース失速などについての言及が見られたが、利上げについては、利下げの道と利下げをしない道があるなどの表現で利上げ言及を避けるなど、消極的な姿勢が見られたことで、市場は警戒していたほどタカ派ではないとの認識を強めた。
  
 ドル円はFOMC及び議長会見後に157円台後半から157円00銭前後まで下げた。その後157円台半ば超えまで上昇した後、謎のドル売りが広がり、153円04銭を付けた。
  
 その後155円台まで買い戻しが入っている。NY夕方の下げをどう見るかがポイントとなりそう。実際に介入が入った可能性が勿論ある。また、ドル売りが入りやすい地合い、米株式市場が引けて為替市場でも取引量が減ったところに大口の売りが入り、29日の介入と見られるドル売り後、値動きが荒くなる中で大きな動きになったという可能性もある。
  
 介入であれば、当局のドル高円安阻止姿勢がかなり強いという印象。少し上値が重くなる可能性。相場が荒っぽくなっているだけであれば、不安定ながら上を試すかの世が高い。
  
 明日の雇用統計に対する警戒もあり、かなり神経質な展開が見込まれる。
  
 ユーロ円は168円台半ば近くから164円00銭台まで下げた。こちらもドル円同様に不安定な動きが見込まれる。
  
 ユーロドルはややドル安も1.0700を挟んでの推移。
  
MINKABU PRESS 山岡和雅

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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