円買い再開、中東情勢緊迫化でリスク回避の動き 日経3万9000円割り込む
円買い再開、中東情勢緊迫化でリスク回避の動き 日経3万9000円割り込む
リスク回避の円買いが再開、イランがきょうにもイスラエルを攻撃する可能性がある。ドル円は約2週間ぶりに151円台を割り込んでいる。日経は800円超下げており3月18日以来となる3万9000円台割れ。原油価格は時間外でも上昇している。
また、植田総裁のインタビューも円買い材料となっている。植田日銀総裁は朝日新聞とのインタビューで、物価目標達成に向けた確度が高まれば追加利上げを検討する考えを示した。
国会に出席している植田総裁は、為替は安定的に動くことが重要だ、市場の投機が円に影響した可能性があるとコメントしたが、円相場への影響は限定的。
来週は2月の実質賃金が発表される。1月は0.6%減と減少幅が縮小したが、2月は前回から減少幅が拡大する見込み。春闘の大幅な賃上げの影響は夏頃に反映され実質賃金は第2四半期にプラス転換する見込みとなっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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