豪中銀議事録 利上げ検討したかどうか明かさず これまでのところ経済指標は中銀の予測と一致
豪中銀議事録 利上げ検討したかどうか明かさず これまでのところ経済指標は中銀の予測と一致
3月19日開催の豪中銀議事録が公表された。今回の議事録では、豪中銀が追加利上げを検討したかどうかについては明かさなかった。中銀は22年5月から毎回合、利上げの可能性を検討してきたが今回は言及はなかった。
インフレを中銀目標に戻すことが引き続き我々の最優先事項であり、妥当な期間内に達成されると十分な確信を持てるまでは時間がかかるとの認識で一致。
これまでのところ経済指標の結果はおおむね中銀の予測と一致している。成長率は鈍化、インフレは緩和、小売売上高は減速、失業率は依然として低い。
3月会合ではオフィシャル・キャッシュレートを3会合連続で据え置き、さらなる利上げの可能性についての言及はなかったため、豪中銀がタカ派姿勢を和らげるとの見方が広まった。ただ、その後発表された2月の統計はまちまちだった。雇用統計は力強い内容だったが、月次CPIと小売売上高は予想を下回った。2月は米人気歌手のテイラースウィフトの公演の影響が大きく、それを除けばCPIも小売も伸びは緩やかだったと指摘するエコノミストも。
執筆者 : MINKABU PRESS
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