米利下げはまだ微妙だが、米国債利回りは上昇=NY為替
NY時間の午後に入って、ドル円は151.50円近辺と本日高値圏での推移を続けている。米国債利回りが上昇を続けており、10年債が4.25%付近まで一時上昇していることもドル円の上値追いをサポートしているようだ。
先週のFOMCを受けて、市場は6月の利下げ期待を再び復活させており、短期金融市場ではFRBが6月に利下げを実施する確率を1週間前の51%から65%に上昇させている。しかし、一部のエコノミストからは、FRBによる金融緩和実施にはまだ時間がかかるとの警告も出ている。
NY連銀が開発した指標を引用し、賃金インフレはなお5%で推移しており、それはFRBのインフレ目標2%とは一致しないという。そのため、FRBは高金利状態を長く続けるだろうと指摘。そのように米利下げがまだ微妙な中で、米国債利回りは上昇を続けており、ドル円をサポートしていようだ。
USD/JPY 151.51 EUR/JPY 164.19
GBP/JPY 191.50 AUD/JPY 99.09
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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