【本日の見通し】ドル円は高値圏での振幅が継続か

【本日の見通し】ドル円は高値圏での振幅が継続か
　　
　前日の海外市場では、この日発表された米経済指標の多くが市場予想より強い結果となったことでドル買いの動きに傾いた。米新規失業保険申請件数、３月の米フィラデルフィア連銀景況指数、２月の米中古住宅販売件数、２月の景気先行指数などが予想よりも強い結果となっている。
　　
　ドル円は151円75銭まで上値を伸ばした。その後は151円台半ばから151円台後半でもみ合いを見せている。今日のドル円はドルの底固さを背景に151円台を中心に高値圏でのもみ合いが続くこととなりそうだ。一段と上値を伸ばすと152円を試す可能性が出てくる。
　　
　ユーロドルはドル買いの影響から売りが強まった。1.0940台から1.0856近辺まで下落した。今日は1.08台半ばを中心とするもみ合いか。
　　
　ユーロ円は円売りとユーロ売りが交錯する中、164円台前半から165円台での振幅となった。方向感が出にくくなっており、レンジ相場となりそうだ。
　　
　経済指標やイベントとしては、午前8時半には国内で２月の全国消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表がある。18時には３月の独Ifo景況感指数の発表がある。22時には米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長がイベントであいさつする予定となっている。
　　
MINKABU PRESS