ドル円はやや上値が重い=東京為替概況
ドル円はやや上値が重い=東京為替概況
今晩0時からの米連邦下院議会金融サービス委員会でのパウエル米FRB議長による議会証言を前に、ポジション調整の動きなどからドル売りが強まり、ドル円はやや上値が重い展開となっている。昨日米国市場で一時149円71銭までドル売りとなり、その後150円台を戻して東京朝を迎えたが、149円82銭を付けるなど、東京市場に入っても売りが出る流れ。安値からすぐには買いが入って150円08銭を付けるなど、下値しっかり感を見せたが、午後もドル売りを試す展開で、149円81銭と午前の安値を更新する動きを見せている。米10年債利回りが午前のドルの買い戻し時に付けた4.164%から4.145%を付けるなど、やや低下傾向となっており、ドル売りにつながった。
ユーロドルは1.0850前後でのもみ合いが続いている。昨日海外市場ではドル売り局面で1.0876 を付けたが、ユーロ買いが続かず、1.0850前後へ落として東京朝を迎え、午前の以上で1.0842までと上値の重さを見せた。もっともドル買いが進む展開でもなく、午後は1.0855前後での推移となっている。
ユーロ円は162.63-162.93レンジ。昨日海外市場では米株の下げもあってやや上値が重くなったが、東京市場は目立った動意を見せず。
本日政策金利の発表があるカナダは、ドルカナダが1.3580-1.3600レンジ、先週から1.36超えではドル売りが出る展開となっており、上値が抑えられている。4日に111円ちょうど近くを付けた後、昨日北米市場午後に110円18銭を付けたカナダ円は、110.22-110.44レンジとなった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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