アプライド・オプトが決算受け大幅安 マイクロソフトとの関係に疑問も=米国株個別
(NY時間14:06)(日本時間04:06)
アプライド・オプト<AAOI> 14.13(-6.22 -30.56%)
光ファイバーなど電子部品のアプライド・オプトエレクトロニクス<AAOI>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益は予想外の黒字だったものの、売上高が予想を下回ったほか、第1四半期のガイダンスで、1株損益の赤字が予想以上に膨らむ見通しを示したほか、売上高見通しも予想を下回った。
同社は声明で「第1四半期は旧正月の影響と値下げによる減収を想定しているが、第2四半期には大幅な改善が見込まれる」と述べている。
今回の決算を受けてアナリストからの投資判断や目標株価の引き下げが相次いだ。「見通しが驚くほど弱い」と述べている。「最近の好調はマイクロソフト<MSFT>との積極的な光ケーブル供給契約に関連しており、マイクロソフトが400G・AOCの調達に関してまだ有意義なステップアップをしていないと聞いて失望したとしている」と述べた上で、「現時点でマイクロソフトと同社の関係については答えよりも疑問の方が多いようだ」とも語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):+0.04ドル(予想:-0.004ドル)
・売上高:6050万ドル(予想:6520万ドル)
・粗利益率(調整後):36.4%(予想:35.3%)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.28~-0.33ドル(予想:-0.007ドル)
・売上高:4100~4600万ドル(予想:6630万ドル)
【企業概要】
北米・中国などのインターネットデータセンター運営会社・ケーブルテレビおよび通信機器メーカーなど向けに、光トランシーバー・ケーブルテレビ送信器などの光ファイバーネットワーク機器を開発・製造・販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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