円買い優勢、ドル円は午後に150円ちょうど付近まで下落=東京為替概況
円買い優勢、ドル円は午後に150円ちょうど付近まで下落=東京為替概況
東京午後は円買いが優勢。ドル円は、午前に米10年債利回りが4.22%台まで小幅に低下したことなどから、日米金利差を意識したドル売り・円買いが優勢となり、前日安値を下回る150.10台まで下落した。その後はいったん下げ渋ったものの、日本時間今夜10時30分に発表される1月の米小売売上高を控えたポジション調整とみられる売りや、介入警戒感などが重石となり、午後に下値を広げ、この日の安値となる150.08付近まで下落した。
ユーロドルは前日終値付近でもみ合いとなり、11ポイントレンジにとどまった。ユーロ円はドル円同様に午後に一段安となり、一時161.02付近まで軟化した。
豪ドルは下げ一服。午前に発表された1月の豪雇用統計によると、雇用者数は市場予想を大きく下回り、失業率は市場予想を上回り2年ぶりの高水準となった。これを受けて豪中銀(RBA)による利下げ開始の早期化観測が広がり、豪ドル/ドルは0.6478付近まで、豪ドル円は97.32付近まで一時下落した。東京終盤は下げ渋り、この日の安値圏で落ち着いた動きとなった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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