Bライリーが下落 SECがカーン氏との取引を精査と伝わる=米国株個別
(NY時間09:32)(日本時間23:32)
Bライリー<RILY> 18.73(-1.45 -7.19%)
投資銀行のBライリー・ファイナンシャル<RILY>が大幅安。米証券取引委員会(SEC)が、同社と証券詐欺に関与したとされるブライアン・カーン氏との取引、そして野村<8604>からの融資の担保としてカーン氏の資産が差し出された経緯を調査していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。なお、野村は今回の調査の焦点ではないという。
同社が昨年アレンジした小売業のフランチャイズ・グループ(FRG)社の買収をカーン氏がどのように主導したのか、SECが精査しており、調査はまだ初期段階だと伝えている。
その際、野村が買収資金の一部を提供し、その担保としてカーン氏の資産の一部が差し出されていた。野村は6億ドルのシンジケートローンで中心的役割を果たし、コミットメントは2億4000万ドル相当と最も多かったという。
なお、野村では、社外のアドバイザーチームが、担保が詐欺に関係している恐れがあると注意喚起し、融資の評価を引き下げるよう働き掛けたが、野村は融資全体の強度を理由に対応しないことを決めたと伝えている。
【企業概要】
子会社を通じて米国内外にて企業・機関投資家、および富裕層の個人顧客向けに金融アドバイザリー・コーポレートファイナンス・調査・証券貸付・販売などの投資銀行業務を行う。また資産管理および仲介サービスや、コンサルティングサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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