【これからの見通し】非製造業(サービス)関連の指標が目白押し、PMIやISM指数など
【これからの見通し】非製造業(サービス)関連の指標が目白押し、PMIやISM指数など
きょうは非製造業(サービス)関連の経済指標発表が目白押しとなる。フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国などの非製造業PMI確報値(11月)が発表されるほか、それらに先立ってスペインとイタリアの非製造業PMI(11月)も発表される。米国ではISM非製造業景況指数(11月)も発表される。
発表されるタイミングが製造業の方が先であることから、後になる非製造業に対する反応が限定的となることもあるが、経済全体からみれば非製造業の比重が大きく、きちんとチェックする必要がある。
ドル相場にとっては米指標が注目される。米ISM非製造業景気指数(11月)の市場予想は52.3と前回10月の51.8から上昇する見込み。内訳のなかでは雇用指数が注目される。市場予想は51.4と前回の50.2から上昇する見込み。一方、米JOLTS求人件数(10月)は930万件と前回の955.3万件から減少する見込み。
昨日のNY市場ではドル買いが入った。11月以降はドル安トレンドが続いているが、注目イベントである米雇用統計の週とあってポジション調整が入りやすいタイミングとなっていたようだ。ただ、きょうのISM非製造業景気指数に続いて、あすには米ADP雇用統計、木曜日には新規失業保険申請件数など米雇用関連指標が発表される。ドル相場は神経質に振れやすくなろう。
その他の経済指標発表予定は、ユーロ圏生産者物価指数(10月)、南アフリカ実質GDP(第3四半期)、ブラジル実質GDP(第3四半期)など。欧州時間にはECB消費者インフレ予想(10月)が発表される。1年予想は4.0%から3.8%へ低下見込みも、3年予想は2.5%が維持される見込み。
発言イベント関連では、NY終盤にボウマンFRB理事が金融システム構築について講演を行う予定。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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