ダウ先物は軟調 今週はイベント待ちの雰囲気=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:46)
ダウ先物 36175(-128.00 -0.35%)
S&P500 4577.00(-23.75 -0.52%)
ナスダック100先物 15916.25(-107.50 -0.67%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調な推移を見せており、本日は反落して始まりそうだ。一方、下押す動きもなさそう。
S&P500は先週までに年初来で20%近く上昇し、ダウ平均は2021年以来の5週連続の上昇を記録し、9.4%の上昇。ナスダックは36%の上昇を記録している。FRBの来年の利下げ期待の台頭が株式市場をサポートしているが、パウエルFRB議長は先週、市場の利下げ期待に「時期尚早」と否定的な見解を示し、追加利上げの可能性にも言及していた。
しかし、市場は姿勢を変えず、議長が「政策金利は抑制的な領域に深く入った」と述べこと1点のみに反応し、株高を継続している。市場とFOMC委員との見解の差が浮き彫りになっている象徴的な動きではあった。
経済指標が決着を付けてくれるということなのであろう。今週は週末の米雇用統計が控える中で、求人件数やISM非製造業景気指数、ADP雇用統計なども週内に発表され、その結果待ちの雰囲気が強い。
ストラテジストからは「弱気にはなっていないが、年末の力強い上昇には、新年の第1四半期や第2四半期に恐怖を伴わない利益確定のきっかけがあるのではと疑問視される傾向がある」との声も出ていた。
仮想通貨関連株が時間外で大幅高。ビットコインが4万ドルの大台を回復。その後に一時4万2000ドル台まで上げ幅を拡大しており、昨年4月以来の高水準まで上昇している。ビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)承認後の需要拡大や米利下げへの期待が背景にある。
ハワイアン航空<HA>が時間外で急伸。ライバルのアラスカ航空<ALK>が同社を19億ドルで買収することで合意した。3日の発表によると1株18ドルの現金での買収で先週末のハワイアン航空の株価よりも3.7倍高い水準。
(NY時間08:56) 時間外
コインベース<COIN> 145.54(+11.78 +8.81%)
マラソン・デジタル<MARA> 15.59(+1.89 +13.80%)
ライオット<RIOT> 15.43(+1.66 +12.06%)
マイクロストラテジー<MSTR> 571.00(+43.32 +8.21%)
ハワイアン航空<HA> 13.64(+8.78 +180.66%)
アラスカ航空<ALK> 34.27(-5.46 -13.74%)
アップル<AAPL> 189.85(-1.39 -0.73%)
マイクロソフト<MSFT> 371.00(-3.51 -0.94%)
アマゾン<AMZN> 145.79(-1.24 -0.84%)
アルファベット<GOOG> 131.72(-1.60 -1.20%)
テスラ<TSLA> 235.88(-2.95 -1.24%)
メタ・プラットフォームズ<META> 319.11(-5.71 -1.76%)
AMD<AMD> 120.53(-0.86 -0.71%)
エヌビディア<NVDA> 461.99(-5.66 -1.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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