アジア株は全面高、米インフレ鈍化で利上げ終了「期待」が「確信」に変わる きょうの米PPI・小売に期待
アジア株は全面高、米インフレ鈍化で利上げ終了「期待」が「確信」に変わる きょうの米PPI・小売に期待
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 17913.32(+516.46 +2.97%)
中国上海総合指数 3069.85(+13.78 +0.45%)
台湾加権指数 17054.93(+139.22 +0.82%)
韓国総合株価指数 2481.91(+48.66 +2.00%)
豪ASX200指数 7102.30(+95.59 +1.36%)
インドSENSEX30種 65545.44(+611.57 +0.94%)
アジア株は総じて上昇、米インフレ鈍化を受け米利上げ終了「期待」が「確信」に変わった。きょうの米生産者物価指数と小売売上高も弱い数字となれば、来年の早期利下げ期待が高まる可能性がある。
香港株は大幅上昇。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動。そのため、米利上げ終了なら香港も基準金利引き上げ終了となる。ハイテクや銀行、消費者サービス、医療品、エネルギーなど幅広い銘柄が上昇している。龍湖集団や恒隆地産、九龍倉置業地産投資、華潤置地、新世界発展など不動産株は大幅高。
上海株は上昇も上値は重い。きょう発表された10月の中国指標はまちまちだった。鉱工業生産と小売売上高は前回から伸びが加速したものの、不動産投資と不動産販売は落ち込みが加速。固定資産投資は前回から伸びが鈍化した。あすは新築住宅価格が発表されるが、こちらも弱い内容となれば、中国不動産不況懸念が再燃する恐れがある。いまのところ中国株式市場の反応は限定的。不動産投資の落ち込み加速を受け、一時上げ幅を縮小する場面があったが、米利上げ終了期待に伴う米株大幅高を好感した買いが続いている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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