テンペスト、前日の4000%近くの急騰後、本日は上げの半分以上を失う=米国株個別
(NY時間10:55)
テンペスト<TPST> 3.92(-5.85 -59.88%)
テンペスト・セラピューティクス<TPST>が本日は急落。前日は肝がん治療薬候補の臨床試験の結果を受けて4000%近く急騰したが、本日は反動でその上げの半分以上を失っている。
前日の材料は同社の「TPST-1120」とアテゾリズマブおよびベバシズマブとの併用による肝がん患者を対象とした臨床試験で30%の客観的奏効率が確認された。アテゾリズマブとベバシズマブだけでは13.3%であった。
アナリストは「本試験は統計学的有意性を得るには規模が小さすぎるが、TPST-1120が毒性を追加することなく有効性を倍増させたことに感銘を受けた」とのコメントも出ていた。
本日は個人投資家が愛用するサイトである「ストックツイッツ」でも最も話題を集めた銘柄となっている。
【企業概要】
固形がんを対象とする新規経口治療薬を開発するバイオテクノロジー会社。低分子化合物からなる多様なパイプラインには、腫瘍細胞を直接標的とするもの、免疫系を調節して癌細胞を殺すもの、あるいはその両方を組み合わせたものがあり、肝細胞癌・胆管癌・腎臓癌、その他の癌を対象に開発される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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