ロシア中銀が年末まで国内市場で外貨購入を停止 ルーブルを支援=NY為替
ロシア中銀は金融市場のボラティリティー抑制を目的に、財政規則に基づいて明日10日から今年末まで国内市場で外貨を購入しないことを決定したと発表した。ロシア中銀は同時に、国民福祉基金から1日当たり23億ルーブル相当額の外貨売却を継続するとも述べた。
ロシアのルーブルは下げが続いている。ウクライナ侵攻を巡る制裁がロシア経済に打撃を及ぼす中で、高水準の資金流出と外国との貿易環境が悪化している。きょうのドル・ルーブルは一時98ルーブルを突破し、プーチン大統領が2022年2月に侵攻を命じた最初の1カ月に付けて以来の100ルーブルに接近している。
USD/RBU 96.7750
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。