スターバックスが決算受け軟調 米国が不調で既存店売上高が予想下回る=米国株個別
スターバックス<SBUX>が前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、全体の既存店売上高が予想を下回った。北米が不調だった。しかし、海外では中国が予想以上の増収となっている。
米国での客数が伸び悩んだため、売上高は予想を下回ったものの、過去最高は更新。飲料の値上げとメニュー追加が利益を押し上げた。
今回の決算は成長鈍化の警告にもかかわらず、予想を上回ったマクドナルド<MCD>とは対照的。米消費者が外食などの裁量消費を控え始めている可能性を示唆している。
アナリストは「北米の既存店売上高が予想を下回ことは残念だった。一方、中国は回復の兆しを見せたものの、第4四半期の既存店売上高の伸びが1桁台前半から半ばに減速するとの見通しはネガティブだ」と述べている。
株価は小幅安で始まっている。
(4-6月・第3四半期)
・既存店売上高:10.0%(予想:11.1%)
北米:7.0%(予想:8.2%)
海外:24%(予想:24.1%)
中国:46%(予想:41.8%)
・1株利益(調整後):1.00ドル(予想:0.95ドル)
・売上高:92.0億ドル(予想:92.8億ドル)
・営業利益率(調整後):17.4%(予想:16.9%)
(NY時間09:36)
スターバックス<SBUX> 100.55(-0.71 -0.70%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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