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【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円:200円大台手前で強固なダブルボトム形成! 怒涛の急反発で202円台を一時奪還、強気ステージ回帰への足固めへ

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【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円:200円大台手前で強固なダブルボトム形成! 怒涛の急反発で202円台を一時奪還、強気ステージ回帰への足固めへ

先週から今週(6月8日〜6月15日)のまとめ
先々週末5日の米雇用統計後の激しいポジション調整売りに押され、大幅な急反落(週末クローズ201.30円台)で引けたスイスフラン円だったが、先週は200円の大台を前に徹底的な下値確認を行い、綺麗に反転する非常に力強い1週間となった。週初8日(月)に一時200.328円まで売り込まれた後、週半ばにかけて201円台半ばまで自律反発。11日(木)のECB理事会を巡る神経質な動きから、12日(金)未明に再び200.338円まで急押ししたものの、週初安値を割り込まずに「ダブルボトム」を完成させて急反発した。週明け15日(月)には一時202.091円まで急騰。雇用統計前の強気ステージへの完全回帰を狙う、極めて底堅い歩みに移行している。

詳細な値動きの振り返り
■ 200円手前での週初底打ちと201円台への反発(6月8日〜10日)
週明け8日(月)は調整売りが先行し、欧州時間(17:00台)に一時200.328円の期間最安値を記録した。しかし、200.00円の大台を前に猛烈な押し目買いを確認するとV字反転を達成。翌9日(火)深夜には一時201.482円まで買い戻された。10日(水)は200.60 - 201.30円台での激しい揉み合いとなったが、下値を叩く売り圧力を徐々に吸収する足固めの展開となった。

■ 二番底(ダブルボトム)形成からのロケット急伸(6月11日〜12日)
11日(木)のECB理事会発表を巡る神経質な需給の交錯から、クロス円全体が一時的に急調整。12日(金)未明(02:00台)には、スイスフラン円も再び200.338円まで激しく押し戻された。しかし、8日の安値(200.328円)手前でピタリと下げ止まり、テクニカル的に完璧な「ダブルボトム(二番底)」を形成。下値の強固さが完全に証明されると、欧州時間からNY時間にかけてロケットさながらの急反発を演じ、週末は201.006円(土曜朝05:00)でクローズした。

■ 週明けの202円台突入と足元の押し目(6月15日〜16日現在)
週明け15日(月)に入ると、東京時間から欧州時間にかけてスイスフラン買い・円売りが一段と加速。22:00台には一時202.091円まで上値を拡張し、雇用統計前の高値圏へ肉薄する強さを見せた。本日16日(火)午後現在、急騰後の達成感からやや押し戻され、201.40 - 201.50円台(13:00時点201.493円)で推移しているものの、先週までの抵抗帯が今度はサポートとして機能するかのテスト(ロールリバーサル)を行っている。

ファンダメンタルズ分析
スイス側(利下げサイクル継続もイベント通過でリスクオン): スイス中銀(SNB)は主要国に先んじて利下げに踏み切っており、本来はフラン売り圧力がかかりやすい環境にある。しかし、11日のECB理事会という欧州の超大型イベントが無難に通過したことで、市場全体の「不透明感」が完全に払拭。欧州通貨全般のショートカバー(売りポジションの買い戻し)に連れ高する形で、フラン買い・円売りの勢いが一気に勝る結果となった。

日本側(金利差の絶対優位と押し目買いの実証): 再び202円台へと突入したことで、本邦当局による為替介入への警戒感は根強く、これが足元(16日)の利食い売りの背景にある。しかし、「日英欧」同様に「日スイス」の実質金利差の大きさという根本的な地合いに変化はなく、先週の200.30円近辺での徹底的な下値買い支えが、その根強さをファンダメンタルズ面からも証明している。

テクニカル分析
トレンド: 米雇用統計後の弱気レンジ(200.30 - 201.50円)を、週明け15日の急伸によって完全に上方ブレイク。何より、8日安値(200.328円)と12日安値(200.338円)で「日足・4時間足レベルの強固なダブルボトム(二番底)」を完成させた意味合いは極めて大きい。ポジション需給が綺麗にクレンジングされたことで、次なる強気ステージ(202円台定着および203円大台再挑戦)へのエネルギーは十分に蓄積されている。

レジスタンス1: 202.00 - 202.10(15日につけた直近高値202.091円を基準とする心理的節目・目先の防衛線)
レジスタンス2: 202.80 - 203.14(6月5日の米雇用統計発表直前に阻まれた、直近の年初来高値圏抵抗帯)

サポート1: 201.30 - 201.50(先週までの頑強な抵抗帯。ロールリバーサルにより支持帯へ転換し、足元で踏みとどまれるかの第1防衛線)
サポート2: 200.80 - 201.00(週末の揉み合いクローズ圏、および心理的節目)
サポート3: 200.30 - 200.40(8日・12日の驚異的な底堅さを見せた下ヒゲ安値を基準とする最重要岩盤支持線・絶対防衛線)

今後のポイント・見通し
今週後半に向けた最大の焦点は、奪還した「201.50円以上の強気チャネル」を維持し、直近難所である202.10円を明確に上抜けて再び203円台の大台を本格的に目指せるかである。

【メインシナリオ】旧抵抗帯での足固め成功、202円台定着から年初来高値への再挑戦
足元の利食い売りを201.30 - 201.50円のサポート帯で完全に吸収する展開。ダブルボトム完成の安心感から、再び日スイスの実質金利差を背景としたフラン買い・円売りが優勢となり、202.00円を明確に上抜けて202.50 - 203.00円方向へと本格的に上値を拡張する可能性が高い。

想定レンジ: 201.20 - 202.80

根拠: テクニカル的なダブルボトムの完成、イベント通過によるショートカバーの継続、および強固なロールリバーサルの成立。

【対抗シナリオ】介入警戒感に伴う201円割れとレンジ保ち合い期間の延長
202円台到達による為替介入への警戒感が上値を圧迫し、ロングポジションの利益確定売りが優勢となる展開。足元の支持帯(201.30円)を割り込んだ場合、再び201.00円の心理的節目をテストする形となり、200.50 - 201.50円の保ち合いレンジ(エネルギー充填期間)への一時的な逆戻りを余儀なくされる。

想定レンジ: 200.50 - 202.10

根拠: 202円超えでの強固な戻り売り圧力、および介入リスクに伴うクロス円全体のポジション調整。

総評
6月8日から15日にかけてのスイスフラン円は、一時200円大台割れの危機に瀕しながらも、200.30円台で驚異的な「二番底(ダブルボトム)」を形成し、見事なV字反転を達成した。最大の懸念材料であったECB理事会を無難に通過したことで、マーケットのセンチメントは再び「円安トレンド(金利差トレード)」へと回帰しており、週明けに202円台へ突入した動きはその地合いの強さを如実に物語っている。
足元は急反発後の健全な押し目を形成している局面だが、テクニカル的な底打ち感は非常に明確であり、ここでの足固めを完了すれば、再び年初来高値(203.14円)の突破、そしてさらなる未知の上値追いに向けた歩みを進めるものと期待される。

今週の主な予定
スイス
06/15 15:30 生産者輸入価格 (5月) 結果 -0.4% 前回 0.8% (前月比)
06/18 16:30 中銀政策金利 (2026年 第2四半期) 予想 0.0% 前回 0.0%

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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