アジア株は下落、米国格下げきっかけに調整売り 中国支援策期待の買いは支え 香港株は下げ縮める

アジア株は下落、米国格下げきっかけに調整売り　中国支援策期待の買いは支え　香港株は下げ縮める

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数　　 19981.00（-30.12　-0.15%）
中国上海総合指数　 3281.45（-9.50　-0.29%）
台湾加権指数　　　　 17180.27（-32.60　-0.19%）
韓国総合株価指数　 2642.61（-24.46　-0.92%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 7399.10（-51.61　-0.69%）

アジア株は軒並み下落、米株先物の下げが嫌気されている。格付け会社フィッチが米国の格付けを「AAA」から「AA＋」に引き下げた。もっとも、フィッチの影響力はムーディーズ・S＆Pと比べ小さく、またマーケットは米国の信用よりもFRBがいつ利下げを開始するかを注視していることから、フィッチの格下げが相場に与える影響は限定的。

香港株は0.15%安。米国格下げをきっかけに調整売りが優勢も下値は限定的。中国景気支援策を好感した買いが支え。中国証券報は中国当局は「近く」経済安定化に向けた次なる政策を打ち出す可能性が高いと報じている。

銀行やハイテク、素材関連の一角が下落。
一方、龍湖集団やCG SERVICES、中国海外発展、華潤置地など不動産株は軒並み上昇。衣料品メーカーの安踏体育用品など消費者サービス関連の一角も上昇している。