「ミスター円」こと榊原氏 ドル円今年末に1ドル=120円台に下落する可能性も
「ミスター円」こと榊原氏 ドル円今年末に1ドル=120円台に下落する可能性も
「ミスター円」こと榊原元財務官は時事のインタビューで、「少なくともデフレは終わった」と語った。緩やかに円高方向に進み、ドル円は今年末に1ドル=120円台にまで下落する可能性があると述べた。米経済が若干弱まってきており、逆に日本の成長率は高くなる。そのため当面は円高・ドル安となり、年末120円に向けてドル円は下落するのではないかと述べた。日銀については、いずれは政策を修正する可能性はあると思うと語った。
榊原氏は今月初め、ブルームバーグのインタビューに応じた際には、日銀の超緩和政策とFRB利上げ継続でドル円は来年には1ドル=160円を突破する可能性を指摘していた。
榊原氏は1997年から1999年にかけて財務官を務め、大胆な為替介入を実施したことから通称「ミスター円」と呼ばれていた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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