アジア株 香港株は0.6%高、中国景気支援策期待の買い 上海株は中央政治局会議を控え売買手控え
アジア株 香港株は0.6%高、中国景気支援策期待の買い 上海株は中央政治局会議を控え売買手控え
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 19055.16(+127.14 +0.67%)
中国上海総合指数 3170.94(+1.42 +0.04%)
台湾加権指数 17019.28(-145.61 -0.85%)
韓国総合株価指数 2604.68(+4.45 +0.17%)
豪ASX200指数 7310.30(-14.75 -0.20%)
インドSENSEX30種 66919.88(-652.02 -0.96%)
アジア株はまちまち。
香港株は0.67%高、中国政策期待の買いが続いている。中国当局が民間部門活性化措置を「近く」発表すると約束したほか、新エネルギー車消費拡大策を検討しているとの報道が材料視されている。来週にも中国中央政治局会議が開催されることが予想されており、景気支援策期待が高まっている。もっとも週末を前に調整売りも出ている。
ハイテクや消費者サービス、医療品関連が上昇している。航空関連も軒並み上昇。中国6月の国際線旅客数が250万人と昨年6月の11万7000人から2000%増加したことが材料視されている。
上海株は前営業日比変わらず。支援策に関する報道で一時上げ幅を拡大するも買いは続かず。来週にも開催されると予想されている中央政治局会議を前に売買は手控えられているもよう。
台湾市場では半導体関連が総じて下落、TSMCの決算内容が嫌気されている。半導体受託生産大手のTSMCは3.1%安。今年の売上高見通しを下方修正したほか、来年末に予定していた米アリゾナの新工場の稼働を2025年に延期すると明かしたことが嫌気されている。
インド株は0.96%安。ITサービス大手のインフォシスが7.8%安、一時10%急落した。2024年度の売上高見通しを下方修正したことが懸念されている。決算を受け野村がインフォシスの目標株価を引き下げたほか、インベステックなど複数金融機関が投資判断を引き下げた。HCLテクノロジーやウィプロ、タタ・コンサルタンシー・サービシズ、テック・マヒンドラなど他のIT関連も連れ安。

執筆者 : MINKABU PRESS
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