ダウ先物、ナスダック１００とも上昇 全体的にはＦＯＭＣ待ちの雰囲気＝米国株

米株価指数先物（9月限）(NY時間08:50)
ダウ先物　34245（+43.00　+0.13％）
S＆P500　4360.50（+11.75　+0.27％）
ナスダック100先物　14812.25（+76.50　+0.52％）

　米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック１００とも上昇している。市場は今週のＦＯＭＣの結果待ちの雰囲気が強い。ＦＲＢは追加利上げを見送るとの見方が強まっており、短期金融市場では７５％程度の確率で据え置きの可能性を見ている。明日発表の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果次第ではシナリオに変化が出る可能性もあるが、現在の予想では前回から鈍化が見込まれており、インフレが沈静化しているとの見方を支援すると見られている。

　しかし、市場の予想では今回は据え置くものの、次回７月ＦＯＭＣでの利上げの可能性を強調して来るとも見られている。そこが最後の利上げとなり、その後は利上げを見送ると見ている。

　「もし、ＦＲＢがインフレ抑制に進展が見られたと認識し、今回の６月のほか７月も一時停止を行うのであれば、一部のセクターにとっては、買いを入れる青信号になる」との指摘も出ている。

　Ｓ＆Ｐ５００は先週、昨年１０月安値から２０％超上昇し強気相場に入ったが、市場はＳ＆Ｐ５００が４３００ドルの大台を固めることができるか注目している。

　なお、本日は米国債利回りが下げて始まっており、ＩＴ・ハイテク株は時間外で買いが先行し、特にオラクル＜ORCL＞とＡＭＤ＜AMD＞が上げを主導。オラクルは引け後に決算発表を予定している。

(NY時間09:01)　時間外
アップル＜AAPL＞　181.92(+0.96 +0.53％)
マイクロソフト＜MSFT＞　329.00(+2.21 +0.68％)
アマゾン＜AMZN＞　124.40(+0.97 +0.79％)
アルファベット＜GOOG＞　123.80(+0.93 +0.76％)
テスラ＜TSLA＞　248.00(+3.60 +1.47％)
メタ・プラットフォームズ＜META＞　266.90(+1.95 +0.74％)
AMD＜AMD＞　129.00(+4.08 +3.27％)
エヌビディア＜NVDA＞　391.75(+4.05 +1.04％)

オラクル＜ORCL＞　114.01（+4.16　+3.79%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美