東京株式(前引け)=続伸、中小型株への物色意欲が旺盛
12日前引けの日経平均株価は前営業日比220円39銭高の3万2485円56銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億8123万株、売買代金概算は1兆4871億円。値上がり銘柄数は1466、対して値下がり銘柄数は299、変わらずは67銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の動きとなった。前週末の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウが一時マイナス圏で推移するなどはっきりしない展開だった。東京市場では前週末に日経平均が600円以上の急伸をみせていたことから、きょうはその反動も警戒されるところだったが、フタを開けてみれば引き続き物色意欲が旺盛な地合いとなった。前週末のメジャーSQを無事通過したことで先物に振り回される懸念も薄まり、個別株を選別物色する動きが加速した。値上がり銘柄数はプライム市場の8割を占めている。
個別ではレーザーテック<6920>がしっかりだったほか、アドバンテスト<6857>が買われるなど半導体製造装置関連が強い。エーザイ<4523>が上値指向で三菱重工業<7011>も高い。キーエンス<6861>も値を上げた。フリービット<3843>が値上がり率トップに買われ、日本駐車場開発<2353>も物色人気。このほかアイスタイル<3660>、ダブル・スコープ<6619>、三菱製紙<3864>などが値を飛ばした。半面、川崎汽船<9107>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983>も軟調。オリエンタルランド<4661>も冴えない。マースグループホールディングス<6419>が急落、エイチーム<3662>も売られた。東京電力ホールディングス<9501>も売り優勢だった。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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