ドル円は140円台半ばまで上げ幅を伸ばす 6月の利上げ確率が据え置きを上回り始める=NY為替

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 きょうもドル円は上値追いの動きが続いており、140円台半ばまで上げ幅を伸ばしている。ロンドン時間には利益確定売りも出て、一旦139円台半ばまで値を落としていたが、NY時間に入って再び140円台に戻す展開。朝方発表のPCEデフレータの数字がインフレの粘着性を示す内容となったことがドル円の買い戻しを強めた。

 市場ではFRBの追加利上げ観測が急浮上している。PCEデフレータはFRBが好んで参照しているインフレ指標だが、今回の数字は追加利上げ観測を裏付ける内容ではある。短期金融市場では6月FOMCでの利上げ確率が据え置きの確率を上回り始めている状況。利上げ確率は60%程度で推移。

 米債務上限問題の交渉も大詰めを迎え、2年間の米債務上限引き上げと歳出抑制で合意に接近との報道が流れた。エコノミストからは合意は27日遅くか28日に発表される確率が最も高いとの観測も出ている。ただ、最終合意にはまだ至っておらず、歳出制限の規模でもまだ折り合っていないという。

ドル円は140円台半ばまで上げ幅を伸ばす 6月の利上げ確率が据え置きを上回り始める=NY為替
 
 きょうもドル円は上値追いの動きが続いており、140円台半ばまで上げ幅を伸ばしている。ロンドン時間には利益確定売りも出て、一旦139円台半ばまで値を落としていたが、NY時間に入って再び140円台に戻す展開。朝方発表のPCEデフレータの数字がインフレの粘着性を示す内容となったことがドル円の買い戻しを強めた。

 市場ではFRBの追加利上げ観測が急浮上している。PCEデフレータはFRBが好んで参照しているインフレ指標だが、今回の数字は追加利上げ観測を裏付ける内容ではある。短期金融市場では6月FOMCでの利上げ確率が据え置きの確率を上回り始めている状況。利上げ確率は60%程度で推移。

 米債務上限問題の交渉も大詰めを迎え、2年間の米債務上限引き上げと歳出抑制で合意に接近との報道が流れた。エコノミストからは合意は27日遅くか28日に発表される確率が最も高いとの観測も出ている。ただ、最終合意にはまだ至っておらず、歳出制限の規模でもまだ折り合っていないという。

米PCEデフレータ(4月)21:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.1%(前月比)
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.2%(前年比)
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 4.7%
予想 4.6% 前回 4.6%(コア・前年比)

USD/JPY 140.49

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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