ディックス・スポーティングが決算受け堅調 安心感を与えたとの指摘も=米国株個別
スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズ<DKS>が取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高は予想を下回る伸びを示したものの、1株利益が予想を上回った。通期のガイダンスに関しても従来の見通しを維持している。
アナリストからはライバルのフットロッカー<FL>が期待外れの決算だったことから、同社にも警戒感が出ていたが、今回の決算は安心感を与えたとの指摘も出ている。
「完璧ではないが、期待値に対して十分過ぎるほど良い。厳しい環境下で市場シェアも獲得している。既存店売上高は引き続き増加しており、過去数年間の利益増加の大部分を維持している」と述べた。また、「売上高と粗利益率の向上は、少し高かった経費を補って余りあるものだった」とも付け加えた。
同社は決算説明会で「ナイキ<NKE>とのパートナーシップは史上最高水準にある。すべての所得層での成長を確認した。上半期は下半期よりも力強い」などと述べた。
決算を受け株価は小幅高での推移。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:3.4%(予想:3.7%)
・1株利益(調整後):3.40ドル(予想:3.13ドル)
・売上高:28.4億ドル(予想:28.1億ドル)
・粗利益率:36.2%(予想:35.5%)
(通期見通し)
・既存店売上高:0~2%(予想:1.1%)
・1株利益(調整後):12.90~13.80ドル(予想:13.33ドル)
(NY時間11:00)
ディックス・スポーティング<DKS> 127.50(+1.10 +0.87%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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