反発、クルド自治区からの輸出再開時期は不透明=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=74.37(+1.40 +1.92%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.37~1.40ドル高。その他の限月は0.52ドル安~1.35ドル高。
イラク北部のクルド自治区からのパイプラインによる輸出が停止していることが相場を引き続き支えた。イラク政府、トルコ政府、クルド自治区の三者による協議次第では妥協点に到達し、早期に輸出が再開される可能性はあるものの、交渉開始を示唆するような報道は今のところ見当たらない。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が減少したことも支援要因。
時間外取引で5月限は72.61ドルまで軟化したものの、買い戻しが優勢になるとプラス圏に浮上した。通常取引開始後は売りに押されて上げ幅を一時的にほぼ消したが、戻り歩調が継続。通常取引終盤には74.63ドルまで上げた。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。