アジア株はまちまち、神経質な動き続く 欧米金融不安は「緩和」しただけで懸念は残ったまま
アジア株はまちまち、神経質な動き続く 欧米金融不安は「緩和」しただけで懸念は残ったまま
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 19588.58(+20.89 +0.11%)
中国上海総合指数 3254.85(+3.46 +0.11%)
台湾加権指数 15768.88(-61.43 -0.39%)
韓国総合株価指数 2420.41(+11.19 +0.46%)
豪ASX200指数 7035.70(+73.72 +1.06%)
アジア株はまちまち。欧米の金融システム不安は「緩和」されたものの、完全に不安が払しょくされたわけではない。次にどんなニュースが出てくるか分からない中、神経質な動きが続いている。
また、中国の景気回復ペース鈍化もやや懸念される。きのう発表された中国2月の工業企業利益(年初来)は前回から減少ペースが加速した。今月31日には中国3月の製造業PMIおよび非製造業PMIが発表される予定となっており、警戒感が高まっている。
香港株は前営業日終値を挟んで推移。中国石油化工や中国海洋石油、中国石油天然気などエネルギー関連が上昇。ハイテク関連はまちまち。美団とレノボ、シャオミ、アリババは下落。一方、ネットイース、テンセントホールディングス、JDドットコム、バイドゥは上昇している。
豪州株は1.06%高。原油大幅上昇が材料視されており、サントスやウォーリー、ウッドサイド・エナジー・グループなどエネルギー関連が大幅高となっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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