ゼネラル・ミルズが決算受け上昇 数量が横ばいまで回復=米国株個別
加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が上昇。取引開始前に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも上方修正している。同社は数量の改善も報告。総数量の横ばいだったが、22年度第1四半期以来、数量減少のない最初の四半期となった。
アナリストは「食品業界における最高の実行者の1人からまたもや堅実な決算が報告された。ガイダンスも驚くほど上方修正され、力強いクオリティだった」と指摘。利益回復とサービスレベル向上はプラス材料で、実行力の強さはウォール街で過小評価されているとも述べていた。
一方、通期予想は上振れる可能性が高いと見ているが、株価はすでにそれを反映しており、米食品メーカーと比較して20%のプレミアムで取引されている。恐らく短期的な上振れの程度は限られるだろうとも語っている。
(12-2月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.97ドル(予想:0.92ドル)
・売上高:51.3億ドル(予想:49.6億ドル)
・既存事業売上高:16%増(予想:10.5%増)
・粗利益率(調整後):33.8%(予想:32.2%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8~9%増(従来:7~8%増)
・既存事業売上高:10~11%増(予想:9.3%増)
・営業利益(調整後):8~9%増(従来:6~7%増)
(NY時間14:33)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 82.59(+2.72 +3.41%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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