日銀会合現状維持後に円売り強まる=東京為替概況
日銀会合現状維持後に円売り強まる=東京為替概況
ドル円は日銀会合前まで調整ムードが強く135円80銭台を付ける場面が見られた。135円90銭台で会合の結果発表を迎えた。11時30分過ぎ、いつもよりも少し早めの時間に現状維持が発表されると、ドル円は一気に円売りとなった。
海外勢を中心に黒田総裁が自身最後となる会合でYCCを再修正・廃止を実施しイールドカーブの歪みを是正して次期総裁に引き渡すとの思惑が見られ円を買う動きが出ていた。国内勢のホトンが見込んでいた通りとはいえ、現状維持の発表に円売りが一気に出た形。136円97銭を付けた後、136円10銭台まで調整が入る場面が見られたが、その後136円台後半へ上昇するなど円売りの動きが継続した。
144円を割り込む動きを見せていたユーロ円が144円99銭を付け、89円20銭台を付けていた豪ドル円が90円台を回復するなど円は全面安となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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