ドル高円安継続、ドル円は一時137円91銭=東京為替概況
ドル高円安継続、ドル円は一時137円91銭=東京為替概況
ドル円はドル高円安傾向が継続。昨日の海外市場でパウエル米FRB議長による利上げペース加速発言を受けて137円10銭台まで上昇。137円10銭前後で東京朝を迎えると、東京勢の本格参加を受けてドル高が加速した。
3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを行うとの見通しが、発言前の30%台から70%超えまで強まったことや、ターミナルレートとして5.5%超の水準を見込む動きが80%を超えたことなどがドル高につながっている。
ドル円は午前中137円台半ば前後で上値が抑えられたが、その後の押し目は限定的。昼前ぐらいから再びの上昇となり、137円90銭台をつけた。138円手前にはやや売りが入っており、137円60銭台を付けている。
ユーロドルが1.0550前後から1.0520台を付けるなど、ドルは全面高基調となった。
米債利回りの上昇、とくに政策金利との影響が大きい2年債利回りの上昇が目立っており、ドル高につながっている。2年債利回りはパウエル発言前まで4.85%前後での推移。その後の上昇で朝方は5.02%前後を付けていた。午後には5.08%台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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