マーベルが決算受け下落 第1四半期のガイダンスを嫌気=米国株個別
半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が下落。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。マーフィーCEOは「第4四半期はデータセンター、最終市場の予想以上の業績により、売上高は事前予想の中間値を上回る14.19億ドルを達成した」と述べた。
ただ、市場は第1四半期のガイダンスを嫌気している。1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。同社は声明で「在庫調整とそれに伴う製品構成の変化が、第1四半期の売上高と粗利益率の見通しに影響を与えている。在庫水準が正常化し、自社固有の成長ドライバーが加速する今年度後半には、これらの逆風が収まると予想している」と述べた。
アナリストは「第4四半期は予定通りだったが、第1四半期のガイダンスは予想よりも5%ほど悪化している。データセンターの落ち込みとストレージの継続的な弱さが影響した」と述べた。一方、「第1四半期が底となり、長期的な成長ドライバーは温存され、リスク軽減を支援する」とも付け加えた。
(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.46ドル(予想:0.46ドル)
・売上高:14.2億ドル(予想:14.0億ドル)
データセンター:4.98億ドル(予想:4.73億ドル)
コンシューマー:1.80億ドル(予想:1.78億ドル)
キャリア・インフラ:2.75億ドル(予想:2.78億ドル)
ネットワーク:3.66億ドル(予想:3.67億ドル)
自動車・産業:0.99億ドル(予想:1.04億ドル)
・粗利益率(調整後):63.5%(予想:64.0%)
(2-4月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.24~0.34ドル(予想:0.42ドル)
・売上高:13億ドル±5%(予想:13.8億ドル)
・粗利益率(調整後):60%(予想:64%)
(NY時間09:42)
マーベル<MRVL> 42.06(-4.17 -9.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。