ダウ平均は小幅続落 バーキン発言で買い戻しも=米国株前半
NY株式17日(NY時間12:17)
ダウ平均 33714.27(+17.42 +0.05%)
ナスダック 11723.88(-131.95 -1.09%)
CME日経平均先物 27460(大証終比:0 0.00%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に続落。今週のインフレ指標や米小売売上高などの一連の米経済指標を受けて、市場には再びタカ派な雰囲気が広がっている。FOMC委員の米地区連銀総裁からのタカ派発言も相次いでおり、市場は想定以上の利上げおよび高金利長期化への懸念を強めている。
特に、FOMC委員の中でもタカ派として知られるブラード・セントルイス連銀総裁が前日に、3月FOMCで0.50%ポイントの大幅利上げを支持する可能性を排除しないとの発言を行ったことで、株式市場でも警戒感が広がっている状況。3月FOMCでの0.50%ポイント利上げの確率については、週初は10%程度に留まっていたが、20%程度まで高めている状況。
ただ、IT・ハイテク株は下げが続いているものの、他のセクターには買い戻しも見られ、ダウ平均は下げ渋る動きも出ている。
バーキン・リッチモンド連銀総裁の発言が伝わっていたが、「データへの柔軟な対応を可能にするため0.25%ポイントの段階的な利上げを支持する」と述べたことに反応している可能性もありそうだ。
株式市場の意識はリセッション(景気後退)からFRBの利上げに再び戻っている。市場からは「投資家はもはや、景気後退かソフトランディングかを問うてはいない。いま議論されているのは、ノーランディング(着陸なし)かどうかということだ。このシナリオは、インフレはFRBの目標をはるかに上回り、金利を想定以上に引き上げることを促すことになる」との声も聞かれる。
きょうはエクソンモービル<XOM>やシェブロン<CVX>といったエネルギー株の下げが目立っている。原油相場が一時75ドル付近まで急落しており、エネルギー株の売りを誘っている模様。中国が経済を再開するにつれ、原油の世界的な需要は年後半に回復する可能性がある。しかし、短期的には市場は特に逼迫していない。今週発表の米原油在庫は大幅な増加を報告していた。
農業機械のディア<DE>が決算を受け上昇。ガイダンスも公表し、純利益の見通しを上方修正した。メイCEOは「良好なファンダメンタルズ、低水準の機械在庫、堅実な執行の継続を基盤として、今年も好調な年になると期待している」と述べていた。
ディア<DE> 432.04(+29.08 +7.22%)
エクソンモービル<XOM> 111.94(-3.79 -3.27%)
シェブロン<CVX> 162.96(-3.61 -2.17%)
シュルンベルジェ<SLB> 54.37(-1.41 -2.53%)
オキシデンタル<OXY> 60.45(-2.05 -3.28%)
マラソン・オイル<MRO> 25.95(-0.84 -3.12%)
ハリバートン<HAL> 36.78(-1.81 -4.68%)
アップル<AAPL> 151.95(-1.76 -1.15%)
マイクロソフト<MSFT> 257.40(-4.75 -1.81%)
アマゾン<AMZN> 95.98(-2.17 -2.21%)
アルファベットC<GOOG> 93.93(-1.85 -1.93%)
テスラ<TSLA> 201.87(-0.17 -0.08%)
メタ・プラットフォームズ<META> 170.81(-1.63 -0.95%)
AMD<AMD> 78.21(-1.87 -2.34%)
エヌビディア<NVDA> 212.26(-7.76 -3.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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