ズームインフォが決算受け下落 冴えないガイダンスを嫌気=米国株個別
マーケティング・ソリューションを手掛けるズームインフォ・テクノロジーズ<ZI>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
ただ、市場は冴えない反応を示している。同社はガイダンスも公表しており、第1四半期の売上高と1株利益が予想を下回る見通しを示したほか、通期についても予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも伝わっていた。従来の34ドルから33ドルに引き下げ。「見通しに対するリスクと、成長への材料が下期に偏重していることから、株価はレンジの上値で反転する可能性がある」と指摘している。
同社株は昨年11月初めの決算を受けての急落以降、概ね25ドル-30ドルの間で上下動する展開が続いている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.26ドル(予想:0.22ドル)
・売上高:3.02億ドル(予想:2.99億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.21~0.22ドル(予想:0.22ドル)
・売上高:2.99~3.01億ドル(予想:3.05億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.98~1.00ドル(予想:0.96ドル)
・売上高:12.75~12.85億ドル(予想:13.1億ドル)
(NY時間10:24)
ズームインフォ<ZI> 26.91(-1.81 -6.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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