ダウ平均は4日ぶりに反発 アルファベットとネットフリックスの上げがサポート=米国株前半
NY株式20日(NY時間12:22)
ダウ平均 33158.86(+114.30 +0.35%)
ナスダック 11016.21(+163.94 +1.51%)
CME日経平均先物 26880(大証終比:+350 +1.30%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反発。IT・ハイテク株に買い戻しが入っており、全体相場を支えている。その中でもグーグルの親会社アルファベット<GOOG>とネットフリックス<NFLX>の上げがサポート。
アルファベットは1万2000人の人員削減を発表し上昇、ネットフリックスは前日の決算で会員数が予想以上に増加したことで急伸している。また、油田開発のシュルンベルジェ<SLB>や金融のステート・ストリート<STT>の決算が予想を上回ったことも一因となっている模様。
きょうは個別株オプションの期限が到来。1億8000万枚がロールオーバーされると見られており、1月としては過去10年で最多となる。コールの建玉が過去10年で最高水準にあり、今回の期限到来は株式にとってポジティブに働く可能性も指摘されていた。
ただ、今週に入って米株式市場は先行き不安を高めている。このところの弱い経済指標はFRBの利上げ期待を後退させ、投資家も冷静に受け止めていた。しかし、それがいつまでも続くとは考えられず、次々と伝わる中央銀行のタカ派な発言は依然として株式市場にとって大きなリスクであり、景気後退の可能性を高めるだけでなく、予想よりも早める危険性があるとの指摘も出ている。
低水準のVIXも2020年以来の減益が予想される決算シーズンを通して、株式にとって良い兆候とは言えないとの声も出ている。VIXの水準は決算シーズンの本番を迎えるにあたり、低過ぎるように思える。現在のバリュエーションとVIXの水準を正当化するには多くのことがうまく行く必要があるという。
ネットフリックス<NFLX> 338.12(+22.34 +7.07%)
アップル<AAPL> 135.63(+0.36 +0.27%)
マイクロソフト<MSFT> 238.28(+6.35 +2.74%)
アマゾン<AMZN> 95.75(+2.07 +2.20%)
アルファベットC<GOOG> 98.01(+4.10 +4.36%)
テスラ<TSLA> 131.36(+4.19 +3.30%)
メタ・プラットフォームズ<META> 138.02(+1.87 +1.37%)
AMD<AMD> 68.68(+0.97 +1.43%)
エヌビディア<NVDA> 174.44(+6.79 +4.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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